先日(9月の上旬)いつもの山仲間達と北アルプス 立山連峰にある剱岳に行ってきました。釼岳は「岩と雪の殿堂」と言われ、一般の登山者が登る山としては最も難易度の高い山なのだそうです。山を愛する私としてはやっぱり一度は挑戦しておきたい山でした。
新宿駅西口から夜行バスで扇沢まで行き、そこからトロリーバス・ケーブルカー・ロープウェイ・電気バスと乗り継ぎ、室堂へ。そして9:30、いよいよ登山開始です。雷鳥沢キャンプ場・釼御前小舎(別山乗越)を越え剣山荘に到着。この日はここまで、ゆっくりと休養して明日に備えます。それにしても最近の山小屋はとても快適ですね。トイレはなんと水洗・それに温水の出るシャワーまで完備されています。山小屋で働いている方達も笑顔で「お帰りなさい」と言ってくださり、もう最高です!
翌朝は3:00に起床して暗いうちから歩き出しました.ここからが本当に厳しく険しい道の連続でした。13もの鎖場があり、細く小さな
橋、そして長いハシゴ。よく言われるカニの縦ばい、カニの横ばいと続きます。この日は霧が濃く、崖下の見晴らしがなかったので高度感をあまり感じずに進むことが出来ましたが、晴れた日だと恐怖感は更に倍増したと思います。幸い山頂までは雨に降られずにすんだのですが、下山を開始した頃から雨が降り出してきました。雨が降ると鎖もハシゴも足場の岩も滑りやすくなるため、慎重にゆっくりと下山しました。この日は天気の回復が望めそうになかったため、安全のためもう一泊剣山荘に泊まることにして快適な山小屋でまったりと漫画を読んだり、他の登山者と雑談をしたりしてすごしました。結局2泊3日の山行となりましたが、怪我もなく無事に下山することが出来て良かったです。
今年は槍ヶ岳、宮之浦岳、立山雄山・別山、富士山、そして釼岳と登りました。次はどこに登ろうかな?
悦 写真の配置がうまく出来ずすみません。2019.9.16